と言ってる自分は・・・

前回、前々回とずいぶん偉そうな事を書きましたが(笑)、じゃあ素晴らしい子供時代を過ごしたか、というとそうでもなく、過去にしでかした事を思い出すと今でも赤面します。

 

子供時代、私は決して器用になんでもこなせる子供ではなく、妄想や思い込みに身体や能力がついていかず、しょっちゅうとっ散らかっていました。ですから、何かをきちんと出来るようになるには時間がかかる子でした。幸いなことに、私の周りにいた大人達は子供だと言って甘やかす事をしない人達が多く、一貫して、やって当たり前、出来て当たり前、出来ない事は出来るようになるまでやって当たり前という態度でした。

まあ、はっきり言って、こちらが右も左もわからずうろうろしていても、これはこうやってやるんだよ、と優しくを教えてくれる人は皆無だったのです(笑) 教えてくれたとしても、手順だけで、それを出来るようにするのは自分。出来ても、出来て当然ですからほめてももらえません。教えてもらうという発想がそもそも無く、先生や先輩の行動や言葉のはしはしから自分で学ぶというのが当たり前でした。

 

そんな子供時代を過ごしていますから、まあ、可愛げのない10代でして・・・ 人に頼るとか甘えるといった発想は無く、甘えたくても方法が分からないという(笑)  バレエは独学ではどうしても行き詰まり、今のように雑誌や教本がない時代です。どんなに練習しても、なにをやればこれ以上になるのか、全くの五里霧中でずいぶん拗ねた期間を過ごしました。口だけはいっちょまえで、夢や希望も見えず、青春ではなく灰色な日々でしたね。

 

世をすねるきっかけもバレエでしたが、立ち直るきっかけもバレエでした。自分がバレエが好きなこと、それ以外の事はバレエ以上には熱中出来ない事がすとんと自分の中に落ちて(あきらめたともいうのでしょうか??)、バレエの先生になる!と決めた途端、子供時代の経験がものすごく生きてきました。10代の頃は、ずいぶんと周りの大人を恨んだものですが、彼らは夢を持った時に具体的に夢に向かって進む力を私にたたきこんでくれていたのです。

灰色の時代があってこその今の私ですけど、10代というのは自分のために仕える時間が沢山あります。拗ねてないで、周りの大人の言うことを聞いてやっておけばよかったと思う事はあります。例えば読書や映画。歴史、特に世界史はもっとちゃんとやっておけばよかったですね。

 

私自身はほめられた高校時代を過ごした訳ではありませんが、子供時代はその人の基礎を作ります。そして10代はその先の人生を歩いていく為の能力の基盤を作ります。やり直しのきかないたった一回の人生のチャンスです。喜んだり、楽しんだり、苦しんだり泣いたりしながら、しっかりと自分の足で歩いていってほしいと願っています。

PAGE TOP