筋力と体力、集中力の関係

今日、スタジオに来る道で、とっても素敵なおじい様を見かけました。

お年のころは恐らく70代、普通(電動じゃない!!)の自転車に乗り、リュックを背負い、路側帯を一定の速度(割と早いけどうわっ!と思うほどの暴走じゃない)で、す~!!と颯爽と走っていかれました。背筋もピンと伸びていて、佇まいが何とも雰囲気のある方でした。

いや、何より、がたがたな路側帯を全くブレもせず、一定の速度で走れる、その脚力と体感に感服しました。

 

先日も大人のクラスのバレエの方に、80歳でバレエをされていて、尚且つ発表会にも出てらっしゃる方がいるのよ、と聞いて、凄い!と感心、感服したのですが、本当に体力、気力というのは、一概に年齢だけでは測れないものです。

 

子供達を教えていて感じる事なので、絶対そうだ、という訳ではなく、勿論全く違う場合もあります。

あくまで、平均として、これは言えるのではないかな、という事ではあります。

 

子供達の場合、筋力も体力も集中力も発展途上にあり、そのすべてを鍛えていく必要があると思います。

人間は体を持った動物(生命体)であり、体を動かす事で生活をし、自らを生かしています。

体は骨で外形が作られ、その骨をつなぎ合わせ、立たせているものが筋肉です。そして筋肉で支えられた骨の集合体、骨格の中に内蔵や心臓、脳など生命をつないでいる臓器があります。それらの臓器を養うため、手足を使って移動し食物を手に入れ、食べる事で必要な栄養分を臓器に届けているわけです。手足を使うために神経、血管、リンパ管等が体中に巡っており、栄養補給や老廃物の排泄もされいます。←かなりざっくりです。

これらの生命活動を行う為には体力がいります。そして体力をつけるためには食べねばならず、食べる為には動かねばならず、筋力がいる訳です。と、同時に骨格を一定の姿勢に維持する為にはそれ相応の筋力がいります。寝たきりの闘病生活の後に、必ずリハビリがいる理由ですね。

ここで言う筋力というのは、見せる為の筋肉ではなく、自分の骨格を支え、移動し、体の活動を作り支える筋力になります。なので、決してムキムキに見えるものではありません。

 

対して、集中力と言うのは、脳の活動です。どれだけの時間、どれだけの集中を維持できるか、これは脳の活動です。ところが脳の活動にも一定程度の体力が要ります。そして脳の活動に体力を回すためには、体を支える体力にそれ相当の余力が必要になります。

寝っ転がって勉強したり読書したりは集中できるけど、座ってやるとすぐ疲れてしまって集中が続かない、などはこの典型的な例ではないでしょうか。

 

あくまでも、バレエのクラスの中での話ですが、体力、筋力がついてくるに従って、集中力もついてくるように感じます。いつもふらふらしていて、じっと立っている事すら難しい子に集中しなさい!といくら言っても無理で、そういった場合はともかく動くことで体力をつけさせて、そこから、自分の頭の指示で体の動きをコントロールする練習に入ります。一定程度の体力がついてくると、少しづつその練習が出来るようになってきます。

 

これは、バレエが身体を使うものだから、余計感じるのかもしれません。

身体を動かす指示を頭で考えて、それを身体に命令し、命令通りに動かす練習をする。それを自分が出来るテンポやスピードではなく、音楽で指定された、リズムやスピードで。しかもバレエのクラスでは(ほとんどの場合)、毎回アンシェルマンの順番が違います。決まったパターンを使う時もあれば、違う時もある。リズムを変えてみたり、スピードを変えてみたり。

踊りを練習することが、老化防止に良いと言われるのも、その通りな気がしてきますね(笑)

子供達は体力、筋力、集中力を身に着ける為に、

大人はそれを維持、発展させる為に、

踊る事が好きなのであれば、踊り、バレエは意外と人生の役にたつ趣味かもしれません。

 

まあ、そのような難しい事はさておき、踊って、楽しかった!!すっきりした!!というのが一番大切な事なのは間違いないです(⌒∇⌒)

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