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バレエ・リーブル ブログ

大人クラスのパワー

勝山聡子先生担当の「大人のバレエ」の熱気がすごいです。

皆さん本当に熱心で、明るくて、楽しそうで、元気で素晴らしいです。

それぞれ、仕事や家庭を抱え、色々悩みも多いでしょうに、元気に笑顔で頑張っていらっしゃいます。

 

バレエで身体を動かすとストレス発散が出来てすっきりされるそう。

私も皆さんにお会いするたびにエネルギーをもらっています。

水曜日クラス後の居残りレッスン参加の方はなんとジゼルの村娘の踊りを練習しています。

 

う~ん、子供達よ。迫力では負けてるかも・・・・(笑)

ちょっと真面目なお話

先日、とある場所で、おそらく30代か40代になるかならないかと思われる女性が、「どうして今の子って頭が悪いんだろう。」と友人と思われる方に嘆いているのを耳にしました。否定的なニュアンスではなく困っている感じだったので、職場か何かの問題なのかな、と推察出来るのですが・・・

日々、子供達と接している身としては、なかなかに複雑な思いでした。

バレエを通して沢山の子供達と接するようになって、十数年がたちますが、確かに変化は感じます。これはあくまでも全体的な印象なのですが、自分で考えない子が増えているような気がします。資質は決して悪くはなく、素直でいい子が増えているのですが、逆にいえば、大人の言う事をそのまま一生懸命やるだけなのです。

 

言われる事を一生懸命やることのなにが悪いのか、と思われるかもしれません。それそのものは決して悪い事ではないのですが、問題は一生懸命やる時に自分の思考を通していない事にあります。言われた事はちゃんとやりますし、資質はありますから、その時は出来ます。でも自分の考えを通していないので、言われなければ思い出しもしないのです。指摘されて、あ~、そうだ、と気付く。でも、その時も自分で考えないから、また言われないとやらない。その繰り返しです。

 

今の時代、子供が何かをやろうとすると、すべからく大人の指示が飛んできます。何か出来ない事があると、出来るように指示をくれます。

昔は何か作ってみたいものが出来た時、それを教えてくれる大人が近くにいる事は大変な幸運でした。大抵の場合、身近にあるもので似たように出来ないか悪銭苦闘したり、図書館で本を探してみたり、周りに聞いて回ったりなど、方法(どうやって作るか)にたどりつく迄に苦労がありました。

今はクリックひとつで、たいていの物は見つけることが出来ます。また、さらに悪い事に、KITという、材料から作り方まで全部入っている至れり尽くせりの魔法のセットがあります。

それが当たり前の生活をしていると、指示どおりに頑張れば出来ると思って行動してしまうのは自明の理かと思います。さらに習慣化すると、自分で考える事なく指示に従って頑張る事に疑問すら持たなくなるのでしょう。自分で考えてやった事ではありませんから、記憶には残っていても知識や経験にはなっていない。つまり、創意工夫をする材料にはなりえないのです。

また、子供の資質も悪くなく、出来るように大人が導く訳ですから、それは成功の記憶として残る。出来たと思ってしまう。でもひとたび指示が無くなってしまうと何も出来なくなってしまって、自己不信や自己否定に陥ってしまう。

 

その状況だけをとらえると、頭が悪いという表現になるのではないでしょうか。頭が悪いのではなく、自分で考えて行動する事が全く訓練されていないだけではないかと思います。身体も頭も精神も、使って鍛えて適度なプレッシャーをかけ、失敗と成功を繰り返すことで強く、賢く育てていくものなのではないでしょうか。

人は失敗から学び、失敗を繰り返す事で成長するというのは本当だと思います。でも、学び成長する為には考えなければいけません。この考えるという行為が今の子供達がもっとも行っていない事のような気がします。

 

物質的には何不自由なく恵まれていると考えられている今の子供達ですが、私には非常に危険なあやうい育ち方をしているように感じられます。

そんなわけで、最近の私の課題は「自分の頭を使うバレエクラス」なのですが、いかんせん慣れていない子が多い為、待っているとまあ時間がかかるかかる。バレエクラスとして成立しなくなります。非常に難しい課題なのであります(⌒-⌒)

テスト期間

中学生、高校生たちが悲壮な表情で、「先生、テストまずいのでお休みさせて下さい!」といってくる季節になりました。

今までのゆとり教育からの脱却で本人たちには相当なプレッシャーのようです。

 

普段から予習、復習をきちんとして、テスト期間中に特別な勉強をしなくてすむのが理想ですが、現実はなかなか理想通りにはいきません。

自分の学生時代を振り返っても、高校時代は悲惨でした(笑)

つらつらと人生を振り返るに、勉強はやっぱり大事ですね。10代に身につけた知識はその後の成長の土台となります。テスト範囲をテストの為に丸暗記するのではなく、しっかり考え理解して覚えていってほしいなあ~と思いながら、「頑張ってね。」と答えている今日この頃です。

そしてさらに時が・・・・(笑)

日々はあっという間に過ぎていきます。

もう5月も1/3が終了。そして6月が終われば半年が終わります。夏が来たら、次の発表会の事を考え出さなければなりません。劇場を探して予約(?)をしなければならないのです。

 

先月から、キミホ・ハルバート先生のコンテンポラリーのクラスが再開しました。進級生たちは必死についていっていました。

4月に進級があり、受験生たちもみんなそれぞれに受かり、新しい生活が始まっています。

去年の発表会が苦労の連続だっただけ、最近の子供達の進歩は嬉しいものです。

 

そうは、言っても、まだ足りない~!!と怒られてはおりますが(笑)

元気に汗だくで頑張る子供達の様子に励まされる日々が続いています(⌒-⌒)

久方ぶりのブログ更新

気が付いたら、すっかりブログを放置していました・・・・

 

もうすぐGWだというのに、寒い日が続きます。体調を崩す子も続出。という私も久しぶりに高熱を出し寝込んでしまいました。

健康管理は大事だなあ、と反省しきりの毎日です。

 

にしても、今年は天候が不思議です。と、毎年言っている気がしますが、それにしても不思議な天気が続きます。

このまま、暖かな春に日々がないまま、6月辺りから急に30度超えとかになるのでしょうか?

日本でも世界でも地震が頻発していますし、本当に地球の変動期が来ているのかもしれないですね。

 

マノン

ケネス・マクミランの傑作!(と私は思います(⌒-⌒))

音楽も大好きです。とは言え、もともとある曲を編集、編曲しつくり上げられた曲なので、当時は音楽家からの評価はかんばしくなかったとか。

 

イギリスに居た当時(1990年代前半)は、まだまだ上演するカンパニーは少なかったですが、現在では名だたるカンパニー、ダンサーが踊っています。DVDは、あまり数は出ていません。ロイヤルから2本、オーストラリアバレエが1本。

大好きな作品だったもので、留学時、ほとんどのキャストを観に行っていました。

ローラン・イレールとシルビィ・ギエムのマノンは本当に凄かったです。ギエムのドキュメンタリーの特典映像に当時のリハーサル風景があるのですが、今それを観ても、当時の感動を思い出します。もう一人はアシルムラトワ。彼女がロイヤルに客演し、始めてマノンを踊る時、パートナーが直前で怪我をした為、急遽ローラン・イレールがパリから来てくれ、1日か2日のリハーサルで迎えた初日を観ていました。さすがにマノン全幕を1日か2日のリハーサルで踊るのですから、舞台全体にめったにない緊張感が漂っていました。でも、その緊張感も手伝って、ほんと~っに(笑)感動した舞台なのを覚えています。

よかったのはイリク・ムハメドフが踊ったレスコー。芝居っけもたっぷりで、テクニックは十分、存在感も当たり前にあり、彼の踊りと演技に笑い、背筋が寒くなったものです。

映像では、ジェニファー・ペニーとアンソニー・ダウエルのが好きですが、出来れば!!イレールとギエムの映像がないかなあ・・・と祈りつつ(笑) フォーゲルのマノン全幕を観るチャンスがあったら、是非観てみたいと思っています。

 

それにしても、私の趣味は昔です。やっぱりジェネレーション・ギャップですかね(笑)

ヨガの不思議

普段の生活を思い返してみると、現代人は圧倒的に運動不足だと感じます。

言うまでもない事ですが、身体は骨と筋肉で構成されていて、私達は脳から神経を通して筋肉に命令を与え、筋肉が命令通りに骨を動かす事で身体を動かしています。骨と骨が出会い動かす事が出来る場所が関節ですが、日常生活の動きを考えると、関節が持つ可動範囲のほとんどを使っていない事に気付きます。

身体というのは本来怠け者で、必要最小限の労力で動こうとします。なので、持ち主が積極的に使う事をしなければ、どんどん退化してしまいます。

身体を支える筋肉が退化すると、重力に対して、身体の重さを垂直に立てる事がおっくうになります。背骨を伸ばし、上体を支える事が難しくなると、その中にある心臓や肺、内臓は活動をするスペースを十分に得る事が難しくなり、病気ではないけれども、どうも体調がすぐれないと言う状態になるのではないかと思います。

 

ヨガは飛んだり跳ねたり回ったり、とバレエの様に派手(??)な動きをするわけではありませんが、呼吸とポーズを組み合わせて動き続ける事で、日常生活の中では動かさない筋肉と関節を動かし、身体の中で快適に生きていける身体をめざしています。ヨガのポーズを見ていると、よく考えられているなあ、と感心しますが、決して身体を鍛える為に発展したのではないのですよね。勿論、パワーヨガとかは別ですが・・・・

自分の気持ちの良いところで動き続けて、続けているうちになんとなく体調がよくなってくる。。そんな経験をしてみませんか???

ジェネレーションギャップ

昔、バレエを教え出した頃というのは、自分と生徒の年齢差は10歳から15歳くらいでした。

最近は小学生とも30歳程離れています・・・(笑)

彼女達がDVDの収録年を見ながら、「あ、これ私が生まれた年だ!」やら、「すごい。生まれる前だ!」とか話しているのを耳にすると、うーむとなにやら複雑になります。

そうなのですよね~。私が劇場に通い詰めていた頃、彼女達は卵にもなってなかったわけです。おかげで、今や、シルビィ・ギエムの名前を知らない子が多くなりました。

 

私も立派な日本語を使っている訳ではなく、どちらかというと、流行に流されているのですが、それでも、最近びっくりする言葉に出会います。

営業の若い男性がよく使う、「なるほどですね~」、「お名前様を頂けますか」や、 先日、コンビニで「お温めはどうなさいますか?」と聞かれた時はとっさに意味が分からず、問い返してしまいました。それほど頭は硬くないとは思うのですが、ひっかかる事が多いです。同時に私達が若かった時も諸先輩方は苦虫を噛み潰したような顔をしていたなぁ、と思いだしています。

世代間ギャップというのも受け継がれるものなのね、と自分が徐々に長く生きている世代の部類に入ってきている事を実感している今日この頃です。

ジゼル

ロマンチック・バレエの代表作です。

貴族の青年アルブレヒトが村娘ジゼルに恋をして、ジゼルが事実を知ってショックのあまり死に、ウィリーになってしまい、お墓参りに来たアルブレヒトを、ミルタ(ウィリーの女王)の命令に背いて守る、というお話。う~ん、はしょり過ぎです(笑)

 

アルブレヒトがどういう恋をジゼルにしたか。ダンサーによって、様々な解釈がありますよね。また、ジゼルが村娘としては特殊過ぎる為、母親が領主さまのところで働いていて、お手付きになってジゼルが生まれたので、実はジゼルは貴族の血をひいていた、という説もあるような。

ルグリのアルブレヒトはキザです。特に一幕。本当にフランス人の伊達男というか、プレイボーイといった感じ。純愛路線を見慣れていた私にはちょっと違和感があるくらいでした。かっこいいですけど(笑)

実際に舞台で観た中で、もっとも印象に残っているのは、ギエムの一幕です。ロンドン滞在中に何回かみたのですが、ギエムは狂気や、死を表現するのが物凄く上手で、鬼気迫る迫力がありました。一幕の最後で思わず涙ぐんだ記憶があります。二幕は、テクニック的には文句のつけようがない分、本当に生身の人間の感じがせず、あまりにも「無」で、私はもうほんの少し感情が欲しかったのですが、それがギエムの解釈なんだな、と言う説得力は十分でした。逆にコジョカルの二幕はあまりに人間的で、もう少し一幕との差が欲しい~!と思いました。

有名なアレッサンドラ・フェリですが、一幕の狂乱の場の叫び声だけで、ヴァリエーションのテクニックの弱さを忘れさせるのはさすがですね。強烈に記憶に残っているのが、イヴリン・ハート。最後のアルブレヒトの手をかすめて、お墓に戻っていくシーンは鳥肌が立ちました。アルブレヒトのお話を見たい場合はマラーホフがお勧めです。観終わった後、アルブレヒトの事しか記憶にない事に気付きます(笑)

 

見逃して、いまだに後悔しているのが、ムハメドフとデュランテの最初のジゼル。1991年だと思います。ちょうど初日がテスト中でチケットを買わずにいたのですが、翌日の評判があまりに良くて、あわてて残り2公演のチケットを取りに走ったのですが、すでに完売。この後、デュランテが一気にブレイクするのですよね~。結局私の留学中のジゼルの上演はこのシーズンだけで観れずに終わったのでした。

映像があればぜひとも観てみたいのが、モニク・ルディエールとバリシニコフのジゼル。オペラ座公演でヌレエフが怪我で踊れなかった為バリシニコフが客演したそうな。相性が合うか合わないか、どうだったのでしょうね??

映像で残っていて個人的に一番好きなのが、ナタリア・マカロワとミハイル・バリシニコフのABTのジゼル。これも古い。1977年メトロポリタンでの収録です。

 

留学中、お世話になっていたイギリスの年配のバレエの先生達が口をそろえて言っていたセリフ・・・「マーゴを知らないのは残念ね。ジゼルの2幕では、彼女が手を動かしただけで劇場中が涙したわ」・・・だそうです。

くるみ割り人形

言わずと知れた、チャイコフスキー3大バレエの一つです。

さまざまなバージョンがあって、DVDもびっくりするほど数があります。

非常に個人的な趣味になりますが、私の一番のお気に入りはABTのゲルシー・カークランドとミハイル・バリシニコフのバリシニコフ・ヴァージョンです。スタジオ録画なので、これを実際に舞台にのせるとなかなか厳しいと言った話は聞いた事がありますが(残念ながら、舞台では見た事がありません。)映像として見るには、本当に好きな一枚です。

もう一枚はパリ・オペラ座のヌレエフ版。はたして、くるみ割り人形を見てるか?と言ったらちょっと疑問ですがダンサーがすごい。ヌレエフ時代のこれぞパリ・オペ!と言った感じでしょうか。

オーソドックスなバージョンでは、吉田都さんの金平糖がやっぱり綺麗ですよね~。確か3枚もDVDで発売されてます。

 

でも、どれもずいぶん昔の映像になってしまってますね。都さんの3枚目が辛うじて新しいかな。

ジェネレーション・ギャップにたじろぐ今日この頃です。(笑)

 

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