先生達の日記

好みの問題?

どの分野でも、どんどん様変わりしていきますよね。

 

それは進歩でもあり、そのものが持っていた香りを失う事でもある気がします。

 

昔、脚を高く上げる事は下品だと考えられていました。フェッテを32回回れるのは主役だけで良かった。

テクニックは物凄い勢いで進歩し、それに伴い体の鍛え方もどんどん発展していっています。

勿論、それは素晴らしい進歩なのですが・・・・・

 

それでもやっぱり、クラシックバレエ好きとしては、チュチュを着てお姫様の役で、パンシェを180度以上上げないでほしい。

ジゼルの2幕のアラセゴンドは体の横まで上げないでほしい。グランジュッテは綺麗な180度スプリットで飛んでほしい。

ドンキの3幕で音を無視してバランスを誇示するよりは、バジルとのイチャイチャ感が観たい。黒鳥のグランは音を止めないで欲しい等々・・・・・・

クラシックバレエを観るとき、見たいのは身体能力の限界に挑む姿じゃないのよね~・・・・と。

勿論磨かれたテクニックを否定している訳ではありません。

そのテクニックの使い方がどうも私の好みとは違う方向に進んでいる気がする今日のバレエ界。

 

まあ、一個人の好みなど問題にせず、世の中は進んでいくのですが、クラシックバレエだけが持っていた香りを失わないで欲しいなあ、と思う夏の日なのでした。

暑い・・・・です。

極端から極端へ走る最近の気候。

 

じめじめ、ムシムシの極致のような雨季の梅雨を経て、一気に真夏のぎらぎら太陽へ・・・

太陽が無ければ、太陽が恋しくなり、暑くなればそれはそれで、涼しくなれ~と文句を言う私(笑)

ニンゲンなど所詮勝手なものです。

 

にしても、この急速な気温変化は、体調維持にも厳しく、体調を崩す子達がちらほら出て来ています。

頭が痛くなったり、気持ちが悪くなったり。明らかに熱中症の初期症状が出る子も。

子どもたちがお外で元気に遊びまわるのは大賛成。ですが、日焼け止めと熱中症対策はしっかりしましょうね!

今日の積み重ね

子どもの時、大人になった自分を想像しても、あまりに現実味がありませんでした。

今、現在興味がある勉強はしましたが、これは将来必要だから、と言われた事に対してはやる気が起きず。

大抵の子供がそうであったように、1年後、2年後のことを言われても現実味があまりにもなかったのです。

 

ところが、大人になってから役立つ知識にしろ技術にしろ、何であれ、ある程度の年月をかけて身に付けていくものばかり。

ちょっと頑張れば直ぐに出来る事のレベルなど、たかが知れています。ですので、頑張り続ける事はなかなかに至難の業だったのです。

 

「今日の自分の積み重ねが明日の自分になります。今日、やるべき事がどうしても気がのらない、サボりたい時は、その行動が明日の自分に対して恥ずかしくないか、考えなさい。今日の積み重ねが1年後、2年後の自分になります。それでもどうしても、出来ないときは、休みなさいと言うサインです。」

 

こんな事を言ってくれた先生がいました。この言葉はいまだに、自分の行動を決めるときの指針となっています。

着目点をかえてみる。

バレエでも勉強でも。

やっても、やっても、頑張っても成果に結びつかないときがあります。

そして、「こんなに一生懸命やっているのに。」「これだけ頑張っているのに。」「きっと私には無理なんだ。」みたいな、何ともハンドリングしがたい感情の嵐にのみこまれてしまう事が、ままあります。

次には、「もう、いい。」「私には無理!」とある意味自暴自棄な気持ちが湧いてきてしまいます。

 

そんなときは、考え方の着目点、出発点を変えてみる事です。

一生懸命やる、頑張る、それ自体はとても大切な事です。でも厳しい事を言えば、それはあたりまえの事であって、問うべき問題ではありません。問うべき問題は、なぜ今自分は足踏みをしてしまっているのか?という事です。

その場合、現在かなりな努力をしているのに、さらに努力を重ねる事で何かが変化することは、残念ながらあまりありません。

 

難しいですが、出来るだけ感情を排除し、先に進めなくなっている問題点と思われる事を書きだしてみる事です。

そして、その問題の理由を掘り下げてみる。

 

例えば「大きなジャンプが綺麗に飛べない」

まず、何が綺麗ではないのでしょうか?膝が伸びない?足先が綺麗じゃない?ジャンプの高さが低い?着地が重い?ポールドブラが綺麗に入らない?上体がつかない?バタバタして見える? 等々。

「綺麗に飛べない」にも色々な原因があります。それを一生懸命綺麗に飛ぼうとしても、なかなか綺麗にはなりません。

まず、綺麗に飛べない理由を見つけてみましょう。

その中には、気を付けて練習すれば直ぐに直せる事と、時間をかけて取り組まなければならない事が入り混じっています。

 

「膝が伸びない」

で、あっても、理由は様々です。膝の伸ばし方はわかるけど、飛ぶと伸ばせない。スプリットが綺麗に入るほど脚の筋肉のストレッチが出来ていない。ストレッチは十分だけど、脚を上げたとき伸ばせない、などなど。

筋肉の長さが短いのなら、まずストレッチから取り組みましょう。脚を上げると膝が曲がるのなら、どうすれば膝を伸ばせるのか、練習しましょう。そうやって一つ一つ問題に取り組んでいく事が出来れば、必ず上達し始めるのが、バレエの良いところです。

 

大切な事は、表面に表れている問題の、本当の原因を見つける事、そしてそこに取り組む事です。考える習慣をつける事はバレエの上達の上でもとても大切です。

「頭を使う」という事

もう、20年以上前、尊敬する治療師さんがある生徒さんの質問に対して答えました。

質問は「どうしたらハッピーにポジティブになれますか?」と言うもの。

 

彼は「頭を使う事だよ。」と答えました。

その時は分かったような、わからなかったような、理屈としては理解出来るけど、実感としては「え~?」とでも言う感覚でした。

 

でも、今になると、その通りだな、としみじみ思います。

私たちには、本能的にだったり、過去のトラウマからだったり、精髄反射的に心に巻き起こる感情があり、その感情が大きければ大きいほど、その感情に支配されがちです。そして残念な事に、そういった感情はネガティブである場合の方がかなりの確率で多いです。

 

彼曰く「君が心で感じていることは、頭が考えている事なんだよ。だから沢山頭を使いなさい。頭を沢山使って、沢山考えて、沢山の思考が頭の中に蓄積されていけば、それが君をハッピーにしてくれるよ。」と。

 

自分の中に一瞬にして巻き起こる不快な感情の根源を、考える事で理解出来れば、対処することが出来ます。対処出来れば、行動を律することに繋がり、そのひとつひとつの繰り返しが、自分の中に価値判断基準や行動規範を作り、安定した「アイデンティティ」を持つことが出来、自信につながります。勿論、その過程では揺らぎや、ためらい、辛い思いもあるのですが、それが全て糧になって未来の自分を作り上げていく事が出来るのではないでしょうか。

 

だから、子供たちには声を大にして伝えたいです。「頭を使って」勉強しなさい、と。

唯暗記を沢山する訳ではなく、言われた問題集を義務的に解くのではなく、自分で考えて問題を解くという習慣をつけ、知識を蓄える為に勉強してほしいです。将来、ダンサーになれる可能性があったとしても、頭の中が空っぽでは人の心を動かす踊りを踊る事は無理だと思います。今は大変でも、将来絶対糧になると信じて、頑張って欲しいです。

巡るもの

先日、ジュリアードを卒業した子が、コンテのクラスを教えに来てくれました。

 

彼女には海外オーディション用の小品の作品を振りつけてリハーサルをしてもらったり、と助けてもらっています。

彼女以外にも、発表会の度に手伝いに来てくれる子達や、帰国の度にクラスに顔を出してくれる子もいて、自分の教えてきた時間の長さを感じるとともに、こうやって世代を超えて繋がっていけるって良い事だなあ、としみじみ(笑)

 

様々に苦しい、嫌になることもある悪戦苦闘の日々でしたが、笑顔で「お久しぶりです!」と顔を見せてくれる子達を見ると、その子達にとって、ここで過ごした時間が何らかの意味をもたらすものにはなったんだな、と感慨深く、素直に嬉しいものです。

 

ベビークラスから居る子が、小学高学年になり、ベビー時代は手を洗うために抱っこして持ち上げていたのに、今では自分で背伸びもせずに蛇口をひねれる。そんな事が、なんとも言い難い気持ちをもたらすようになり、自分で「トシとったなぁ~」と思う今日この頃。

 

体力、気力がなくなってしまったら続けられないこの仕事。おそらくキャリアの折り返し地点は過ぎたと思われますが、もうひと踏ん張り、頑張っていきます。

ティアラ

発表会の度に作り溜めている、頭飾り達。

 

1点物はコンクール等でも使うため、出番があるのですが、皆で踊る作品用に作った頭飾り達はずう~っと衣裳部屋の片隅に仕舞われたまま。素人(ティアラやビーズアクセサリー等の何らかの肩書、資格がある訳ではありません。)が悪戦苦闘しながら作ったものです。

 

形がいびつだったり、左右対称でなかったり、同じデザインのものでも、多少大きさや形が違ったりもあります。おまけに後処理はボンドです(^-^;

 

丁寧には作っており、舞台上から見る分には問題もなく、使ってあげたいなあ、と言う思いもあり、借りたいという方がいらっしゃれば、レンタルを出来ないかな、と考えています。

写真を撮って、まとめて、と色々作業や考えければいけない事があるので、果たして本当に出来るのか、少し不安ですが、

出来ればいいな、と思っています。

 

DSC_1945.jpg

 

写真撮るのって難しいですね~

お願い

更新が、なかなかに滞ってしまうHPなのに、見に来てくださる方々には、本当に感謝しています。

 

また、お問い合わせをいただく事もあり、大変ありがたいです。

お問い合わせの際ですが、バレエ・リーブルからのメールを受け入れるように設定を確認していただけるとありがたいです。

迷惑メールとして受信拒否で戻ってきてしまいますと、ご連絡のとりようがなく、心苦しくともそのままになってしまっております。

どうか、よろしくお願い致します。

英語でバレエ?

学習指導要領も大幅に変わり、大学受験のシステムも変わろうとしてる現代。

 

英語が小学生から必須科目で、大学受験の2次試験は英語で、とも言われてます。

ならば、バレエも英語でやってみる?と始めては見たものの(笑)

 

何しろ、身体の部位の名前から憶えてもらわねば、全く指示が通じません。

バレエでも新しい事を知らない言語でやるってかなり難易度が高いです。

 

なので、少しづつ。日本語と英語を織り交ぜてのクラス。9割以上日本語ですが(^^;

多少でも英語に慣れるキッカケになればいいなぁと思っています。

卒業の時期

春ですね~。

一気に暖かくなり、花粉が素敵に飛んでおります。去年までは花粉症じゃない!風邪!気のせい!!と頑張っていた私ですが、今年からは潔く花粉症と認めようとしております(笑)

 

インフルエンザもまだチラホラ出ているようで、体調管理が難しい季節です。

 

4月からの新しい生活が始まる子達の中には、バレエを辞めて、新しい道を歩み出している子達もいます。誰もがダンサーになれる訳ではない世界。殆どの子達がいずれ違う世界を歩み出すのは分かっていることではありますが、小さな頃から知っている子達が辞めていくのは、やはり寂しさも伴いますね。

 

中々難しいのですが、出来るだけ、最後はお互い納得の上、また遊びに来れるような関係での別れであってほしいな、と思います。

勿論、全員が全員、そうできる訳ではなく、こじれた関係のまま、やめていった子もいます。お互い好きな事に全力でぶつかった結果、どうしても相容れない事が出てきてしまう事も事実。性格の相性もあります。ただ、そうやってやめていった子でも、やはりその子の人生、充実した時間を過ごしていって欲しいな、としみじみ。

 

人を育てるにはエネルギーがいります。成長にあわせ、その子の良いところを伸ばす手助けをしたいと思えば、なおのこと。

後、何年この形で教えることが出来るのかな、と考えるトシになっても来ました(笑)

良い意味で、子供たちの乗り越えるべき壁でありたいと思って、ほぼ20年。また、頑張ります(笑)

 

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