バレエ・リーブル ブログ

「頭を使う」という事

もう、20年以上前、尊敬する治療師さんがある生徒さんの質問に対して答えました。

質問は「どうしたらハッピーにポジティブになれますか?」と言うもの。

 

彼は「頭を使う事だよ。」と答えました。

その時は分かったような、わからなかったような、理屈としては理解出来るけど、実感としては「え~?」とでも言う感覚でした。

 

でも、今になると、その通りだな、としみじみ思います。

私たちには、本能的にだったり、過去のトラウマからだったり、精髄反射的に心に巻き起こる感情があり、その感情が大きければ大きいほど、その感情に支配されがちです。そして残念な事に、そういった感情はネガティブである場合の方がかなりの確率で多いです。

 

彼曰く「君が心で感じていることは、頭が考えている事なんだよ。だから沢山頭を使いなさい。頭を沢山使って、沢山考えて、沢山の思考が頭の中に蓄積されていけば、それが君をハッピーにしてくれるよ。」と。

 

自分の中に一瞬にして巻き起こる不快な感情の根源を、考える事で理解出来れば、対処することが出来ます。対処出来れば、行動を律することに繋がり、そのひとつひとつの繰り返しが、自分の中に価値判断基準や行動規範を作り、安定した「アイデンティティ」を持つことが出来、自信につながります。勿論、その過程では揺らぎや、ためらい、辛い思いもあるのですが、それが全て糧になって未来の自分を作り上げていく事が出来るのではないでしょうか。

 

だから、子供たちには声を大にして伝えたいです。「頭を使って」勉強しなさい、と。

唯暗記を沢山する訳ではなく、言われた問題集を義務的に解くのではなく、自分で考えて問題を解くという習慣をつけ、知識を蓄える為に勉強してほしいです。将来、ダンサーになれる可能性があったとしても、頭の中が空っぽでは人の心を動かす踊りを踊る事は無理だと思います。今は大変でも、将来絶対糧になると信じて、頑張って欲しいです。

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