2019年7月

暑い・・・・です。

極端から極端へ走る最近の気候。

 

じめじめ、ムシムシの極致のような雨季の梅雨を経て、一気に真夏のぎらぎら太陽へ・・・

太陽が無ければ、太陽が恋しくなり、暑くなればそれはそれで、涼しくなれ~と文句を言う私(笑)

ニンゲンなど所詮勝手なものです。

 

にしても、この急速な気温変化は、体調維持にも厳しく、体調を崩す子達がちらほら出て来ています。

頭が痛くなったり、気持ちが悪くなったり。明らかに熱中症の初期症状が出る子も。

子どもたちがお外で元気に遊びまわるのは大賛成。ですが、日焼け止めと熱中症対策はしっかりしましょうね!

今日の積み重ね

子どもの時、大人になった自分を想像しても、あまりに現実味がありませんでした。

今、現在興味がある勉強はしましたが、これは将来必要だから、と言われた事に対してはやる気が起きず。

大抵の子供がそうであったように、1年後、2年後のことを言われても現実味があまりにもなかったのです。

 

ところが、大人になってから役立つ知識にしろ技術にしろ、何であれ、ある程度の年月をかけて身に付けていくものばかり。

ちょっと頑張れば直ぐに出来る事のレベルなど、たかが知れています。ですので、頑張り続ける事はなかなかに至難の業だったのです。

 

「今日の自分の積み重ねが明日の自分になります。今日、やるべき事がどうしても気がのらない、サボりたい時は、その行動が明日の自分に対して恥ずかしくないか、考えなさい。今日の積み重ねが1年後、2年後の自分になります。それでもどうしても、出来ないときは、休みなさいと言うサインです。」

 

こんな事を言ってくれた先生がいました。この言葉はいまだに、自分の行動を決めるときの指針となっています。

着目点をかえてみる。

バレエでも勉強でも。

やっても、やっても、頑張っても成果に結びつかないときがあります。

そして、「こんなに一生懸命やっているのに。」「これだけ頑張っているのに。」「きっと私には無理なんだ。」みたいな、何ともハンドリングしがたい感情の嵐にのみこまれてしまう事が、ままあります。

次には、「もう、いい。」「私には無理!」とある意味自暴自棄な気持ちが湧いてきてしまいます。

 

そんなときは、考え方の着目点、出発点を変えてみる事です。

一生懸命やる、頑張る、それ自体はとても大切な事です。でも厳しい事を言えば、それはあたりまえの事であって、問うべき問題ではありません。問うべき問題は、なぜ今自分は足踏みをしてしまっているのか?という事です。

その場合、現在かなりな努力をしているのに、さらに努力を重ねる事で何かが変化することは、残念ながらあまりありません。

 

難しいですが、出来るだけ感情を排除し、先に進めなくなっている問題点と思われる事を書きだしてみる事です。

そして、その問題の理由を掘り下げてみる。

 

例えば「大きなジャンプが綺麗に飛べない」

まず、何が綺麗ではないのでしょうか?膝が伸びない?足先が綺麗じゃない?ジャンプの高さが低い?着地が重い?ポールドブラが綺麗に入らない?上体がつかない?バタバタして見える? 等々。

「綺麗に飛べない」にも色々な原因があります。それを一生懸命綺麗に飛ぼうとしても、なかなか綺麗にはなりません。

まず、綺麗に飛べない理由を見つけてみましょう。

その中には、気を付けて練習すれば直ぐに直せる事と、時間をかけて取り組まなければならない事が入り混じっています。

 

「膝が伸びない」

で、あっても、理由は様々です。膝の伸ばし方はわかるけど、飛ぶと伸ばせない。スプリットが綺麗に入るほど脚の筋肉のストレッチが出来ていない。ストレッチは十分だけど、脚を上げたとき伸ばせない、などなど。

筋肉の長さが短いのなら、まずストレッチから取り組みましょう。脚を上げると膝が曲がるのなら、どうすれば膝を伸ばせるのか、練習しましょう。そうやって一つ一つ問題に取り組んでいく事が出来れば、必ず上達し始めるのが、バレエの良いところです。

 

大切な事は、表面に表れている問題の、本当の原因を見つける事、そしてそこに取り組む事です。考える習慣をつける事はバレエの上達の上でもとても大切です。

「頭を使う」という事

もう、20年以上前、尊敬する治療師さんがある生徒さんの質問に対して答えました。

質問は「どうしたらハッピーにポジティブになれますか?」と言うもの。

 

彼は「頭を使う事だよ。」と答えました。

その時は分かったような、わからなかったような、理屈としては理解出来るけど、実感としては「え~?」とでも言う感覚でした。

 

でも、今になると、その通りだな、としみじみ思います。

私たちには、本能的にだったり、過去のトラウマからだったり、精髄反射的に心に巻き起こる感情があり、その感情が大きければ大きいほど、その感情に支配されがちです。そして残念な事に、そういった感情はネガティブである場合の方がかなりの確率で多いです。

 

彼曰く「君が心で感じていることは、頭が考えている事なんだよ。だから沢山頭を使いなさい。頭を沢山使って、沢山考えて、沢山の思考が頭の中に蓄積されていけば、それが君をハッピーにしてくれるよ。」と。

 

自分の中に一瞬にして巻き起こる不快な感情の根源を、考える事で理解出来れば、対処することが出来ます。対処出来れば、行動を律することに繋がり、そのひとつひとつの繰り返しが、自分の中に価値判断基準や行動規範を作り、安定した「アイデンティティ」を持つことが出来、自信につながります。勿論、その過程では揺らぎや、ためらい、辛い思いもあるのですが、それが全て糧になって未来の自分を作り上げていく事が出来るのではないでしょうか。

 

だから、子供たちには声を大にして伝えたいです。「頭を使って」勉強しなさい、と。

唯暗記を沢山する訳ではなく、言われた問題集を義務的に解くのではなく、自分で考えて問題を解くという習慣をつけ、知識を蓄える為に勉強してほしいです。将来、ダンサーになれる可能性があったとしても、頭の中が空っぽでは人の心を動かす踊りを踊る事は無理だと思います。今は大変でも、将来絶対糧になると信じて、頑張って欲しいです。

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