2013年2月

マノン

ケネス・マクミランの傑作!(と私は思います(⌒-⌒))

音楽も大好きです。とは言え、もともとある曲を編集、編曲しつくり上げられた曲なので、当時は音楽家からの評価はかんばしくなかったとか。

 

イギリスに居た当時(1990年代前半)は、まだまだ上演するカンパニーは少なかったですが、現在では名だたるカンパニー、ダンサーが踊っています。DVDは、あまり数は出ていません。ロイヤルから2本、オーストラリアバレエが1本。

大好きな作品だったもので、留学時、ほとんどのキャストを観に行っていました。

ローラン・イレールとシルビィ・ギエムのマノンは本当に凄かったです。ギエムのドキュメンタリーの特典映像に当時のリハーサル風景があるのですが、今それを観ても、当時の感動を思い出します。もう一人はアシルムラトワ。彼女がロイヤルに客演し、始めてマノンを踊る時、パートナーが直前で怪我をした為、急遽ローラン・イレールがパリから来てくれ、1日か2日のリハーサルで迎えた初日を観ていました。さすがにマノン全幕を1日か2日のリハーサルで踊るのですから、舞台全体にめったにない緊張感が漂っていました。でも、その緊張感も手伝って、ほんと~っに(笑)感動した舞台なのを覚えています。

よかったのはイリク・ムハメドフが踊ったレスコー。芝居っけもたっぷりで、テクニックは十分、存在感も当たり前にあり、彼の踊りと演技に笑い、背筋が寒くなったものです。

映像では、ジェニファー・ペニーとアンソニー・ダウエルのが好きですが、出来れば!!イレールとギエムの映像がないかなあ・・・と祈りつつ(笑) フォーゲルのマノン全幕を観るチャンスがあったら、是非観てみたいと思っています。

 

それにしても、私の趣味は昔です。やっぱりジェネレーション・ギャップですかね(笑)

ヨガの不思議

普段の生活を思い返してみると、現代人は圧倒的に運動不足だと感じます。

言うまでもない事ですが、身体は骨と筋肉で構成されていて、私達は脳から神経を通して筋肉に命令を与え、筋肉が命令通りに骨を動かす事で身体を動かしています。骨と骨が出会い動かす事が出来る場所が関節ですが、日常生活の動きを考えると、関節が持つ可動範囲のほとんどを使っていない事に気付きます。

身体というのは本来怠け者で、必要最小限の労力で動こうとします。なので、持ち主が積極的に使う事をしなければ、どんどん退化してしまいます。

身体を支える筋肉が退化すると、重力に対して、身体の重さを垂直に立てる事がおっくうになります。背骨を伸ばし、上体を支える事が難しくなると、その中にある心臓や肺、内臓は活動をするスペースを十分に得る事が難しくなり、病気ではないけれども、どうも体調がすぐれないと言う状態になるのではないかと思います。

 

ヨガは飛んだり跳ねたり回ったり、とバレエの様に派手(??)な動きをするわけではありませんが、呼吸とポーズを組み合わせて動き続ける事で、日常生活の中では動かさない筋肉と関節を動かし、身体の中で快適に生きていける身体をめざしています。ヨガのポーズを見ていると、よく考えられているなあ、と感心しますが、決して身体を鍛える為に発展したのではないのですよね。勿論、パワーヨガとかは別ですが・・・・

自分の気持ちの良いところで動き続けて、続けているうちになんとなく体調がよくなってくる。。そんな経験をしてみませんか???

ジェネレーションギャップ

昔、バレエを教え出した頃というのは、自分と生徒の年齢差は10歳から15歳くらいでした。

最近は小学生とも30歳程離れています・・・(笑)

彼女達がDVDの収録年を見ながら、「あ、これ私が生まれた年だ!」やら、「すごい。生まれる前だ!」とか話しているのを耳にすると、うーむとなにやら複雑になります。

そうなのですよね~。私が劇場に通い詰めていた頃、彼女達は卵にもなってなかったわけです。おかげで、今や、シルビィ・ギエムの名前を知らない子が多くなりました。

 

私も立派な日本語を使っている訳ではなく、どちらかというと、流行に流されているのですが、それでも、最近びっくりする言葉に出会います。

営業の若い男性がよく使う、「なるほどですね~」、「お名前様を頂けますか」や、 先日、コンビニで「お温めはどうなさいますか?」と聞かれた時はとっさに意味が分からず、問い返してしまいました。それほど頭は硬くないとは思うのですが、ひっかかる事が多いです。同時に私達が若かった時も諸先輩方は苦虫を噛み潰したような顔をしていたなぁ、と思いだしています。

世代間ギャップというのも受け継がれるものなのね、と自分が徐々に長く生きている世代の部類に入ってきている事を実感している今日この頃です。

ジゼル

ロマンチック・バレエの代表作です。

貴族の青年アルブレヒトが村娘ジゼルに恋をして、ジゼルが事実を知ってショックのあまり死に、ウィリーになってしまい、お墓参りに来たアルブレヒトを、ミルタ(ウィリーの女王)の命令に背いて守る、というお話。う~ん、はしょり過ぎです(笑)

 

アルブレヒトがどういう恋をジゼルにしたか。ダンサーによって、様々な解釈がありますよね。また、ジゼルが村娘としては特殊過ぎる為、母親が領主さまのところで働いていて、お手付きになってジゼルが生まれたので、実はジゼルは貴族の血をひいていた、という説もあるような。

ルグリのアルブレヒトはキザです。特に一幕。本当にフランス人の伊達男というか、プレイボーイといった感じ。純愛路線を見慣れていた私にはちょっと違和感があるくらいでした。かっこいいですけど(笑)

実際に舞台で観た中で、もっとも印象に残っているのは、ギエムの一幕です。ロンドン滞在中に何回かみたのですが、ギエムは狂気や、死を表現するのが物凄く上手で、鬼気迫る迫力がありました。一幕の最後で思わず涙ぐんだ記憶があります。二幕は、テクニック的には文句のつけようがない分、本当に生身の人間の感じがせず、あまりにも「無」で、私はもうほんの少し感情が欲しかったのですが、それがギエムの解釈なんだな、と言う説得力は十分でした。逆にコジョカルの二幕はあまりに人間的で、もう少し一幕との差が欲しい~!と思いました。

有名なアレッサンドラ・フェリですが、一幕の狂乱の場の叫び声だけで、ヴァリエーションのテクニックの弱さを忘れさせるのはさすがですね。強烈に記憶に残っているのが、イヴリン・ハート。最後のアルブレヒトの手をかすめて、お墓に戻っていくシーンは鳥肌が立ちました。アルブレヒトのお話を見たい場合はマラーホフがお勧めです。観終わった後、アルブレヒトの事しか記憶にない事に気付きます(笑)

 

見逃して、いまだに後悔しているのが、ムハメドフとデュランテの最初のジゼル。1991年だと思います。ちょうど初日がテスト中でチケットを買わずにいたのですが、翌日の評判があまりに良くて、あわてて残り2公演のチケットを取りに走ったのですが、すでに完売。この後、デュランテが一気にブレイクするのですよね~。結局私の留学中のジゼルの上演はこのシーズンだけで観れずに終わったのでした。

映像があればぜひとも観てみたいのが、モニク・ルディエールとバリシニコフのジゼル。オペラ座公演でヌレエフが怪我で踊れなかった為バリシニコフが客演したそうな。相性が合うか合わないか、どうだったのでしょうね??

映像で残っていて個人的に一番好きなのが、ナタリア・マカロワとミハイル・バリシニコフのABTのジゼル。これも古い。1977年メトロポリタンでの収録です。

 

留学中、お世話になっていたイギリスの年配のバレエの先生達が口をそろえて言っていたセリフ・・・「マーゴを知らないのは残念ね。ジゼルの2幕では、彼女が手を動かしただけで劇場中が涙したわ」・・・だそうです。

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