2012年9月

反復練習とは??

子供達が変わったな、と大きく感じる事の一つに反復練習があります。

反復練習とは、自分の望む通りに出来ない事を繰り返し練習することによって、出来るようになる為の繰り返しの練習です。ですから、同じ事を繰り返しますが、同じ様には繰り返しません。少しでも自分が望むレベルに近づくよう、どんどん工夫して変えていきます。

ところが、最近の子供達は、真剣に同じ事を繰り返していれば、上手になると考えているようなのです。上手になりたくない訳ではなく、変わりたくない訳でも、さぼっている訳でもありません。彼らなりに一生懸命やっているのは感じるのですが、なにしろ、注意された事をひたすら同じように練習している訳ですから、上達にはつながりません。

どうやら、「上手になりたければ何回も繰り返して練習しなさい!」という言葉を、本当にその通りにやっているようなのですね。

自分に何が必要かを考え、創意工夫をして、どんどん目標に近づいていく子は、昔もそう多くはなかったかもしれません。でも、ただ繰り返している子もそう居なかったように思います。

 

練習は目標があって初めて意味を持ちます。目標に向かって自分をどんどん変えていく事が練習であり、その為に同じ事を繰り返すのが反復練習です。繰り返すたびにどんどん変化させていかなければなりません。

今の自分と目標の自分の差を見つけ、今の自分を目標に近付けていくには、自分で考えて実行する必要があります。ただただ言われた事に従っていても、自分を成長させることは出来ないのです。

 

発表会の練習に入り、今の自分にはまだ出来ない事を出来るようになる為に練習をしなければなりません。

この経験から、自分を成長させるためには自分で考え、自分で動き、変化させる事がどれだけ大切かを少しでも感じとって欲しいと思っています。

汗だくな日々

暑い日々が続いています。今日はようやく少し気温が下がったかな?

 

発表会の衣裳合わせの為、家からスタジオまで衣裳を運ぶ事数回。衣裳袋は黒で太陽を吸収するし、重いし、太陽は元気だし・・・で、スタジオに着いた時は洗濯した?という位シャツの色が変わっていました(笑)

 

お稽古が始まれば、これまた汗だく。これは私だけではなく、子供達もです。

日曜日のリハーサルもついに始まり、ここから発表会まではマラソン状態の日々の始まりです。

みんな、ファイトです!!!!(笑)

「as much as you can」

むかし、むか~し(笑) ロンドンに留学をしていた時、足首の後ろ、ちょうど外くるぶしとアキレス健の間位が猛烈に痛くなった事があります。硬いかたまりができた様になり、足首が動かなくなるのです。ポアント(つまさきを伸ばして甲を出すこと)は伸びず、デミ・ポアントに立つ事は拷問のようでした。

 

学校のフィジオでは手におえず、ハーレーストリートのシャーリー・ハンコック先生の治療院に行くことになりました。まず、疑われたのはエクストラ・ボーンの存在。日本では三角骨の名前で知られています。幸いなことにレントゲン検査ではエクストラ・ボーンは無く、使い方の問題だろう、ということで、何種類かエクササイズを教わりました。

その時、私は「どのくらいやればいいですか?」と彼女に尋ねたのです。すると、彼女はあきれたような、びっくりしたような表情の笑顔で「もちろん、あなたの出来るかぎりよ。決まっているでしょう?」と答えました。

 

私はよほど心細そうな顔をしていたのでしょう。ひとつ溜息をついた後、なぜかを説明してくれました。

曰く、あなたの足の裏の筋肉はバレエを踊っているとは思えないほど弱い、足の指の感覚もない、バレエを無理なく踊るにはO脚過ぎる、内腿も弱すぎる、等々。本来なら、小さい子供の時から時間をかけて鍛えていく事だけど、今までそれをしてきていない。これから先も踊りたいのなら、小さい時から鍛えるのと同じだけの強さを出来るだけ早く身につけなければならない。だからあなたの出来うる限りなのよ、と。

 

その後、彼女に教えてもらったエクササイズや学校で習ったエクササイズをやりまくったおかげで、痛みから解放されました。ただ、少し鍛える事をさぼると、まるで警告のように同じ場所が痛くなる事が何年も続いたのを覚えています。そして、ヤン先生のセミナーでフランシス先生の通訳を担当するうちに、どうして痛かったのか、なぜ痛くなくなったのかを明確に知ることが出来ました。

 

身体を鍛えるということは、どのくらいやったかではなくて、鍛える目的が達成されたかが問題になるんだ、ということを身を持って知った出来事でしたが、若かった自分がいかに何も知らない頭でっかちだったかも思い出され、恥ずかしいやら悔しいやら、なにやら複雑な思いもありますね(笑)

 

 

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