2012年6月

学童リーブル???

子供たちの運動能力、体力の低下が危惧されるようになって、ずいぶんたちます。

思えば、私が小学校の頃でも、「最近の子はころぶ時でも手を使えないから大けがをする。」と大人が話しているのを耳にしていました。

子供たちにバレエを教えるようになって十数年たちますが、特にここ数年、普段、身体を動かしていないんだなあ、と感じる子たちが増えました。話を聞くと、多少の差はあれど、今は子供たちが自由に身体を動かして遊べる場所、時間、友達、このどれもが、子供がどうにか出来る範囲にはなかなか無いのだ、ということに気づかされます。

 

バレエ・スタジオですから、勿論バレエを練習します。でも、バレエは身体を動かす、プラスアルファを求めます。その+αがバレエの練習です。だから、身体を動かす習慣がないと、バレエの練習もままならなくなってきます。

ほんの少しでも何かのきっかけになれば、と家庭用トランポリンや、紙風船、お手玉、ゴム飛びのゴム、フラフープなどを用意し、スタジオを早めに開け、子供たちが遊べるようにしてみました。イメージは昭和の学童(私が子供だった数十年前のお話)です。

3週間目に入った今、明らかに子供達に変化があります。顔つきがはっきりし、身体を自分の意志で動かそうとしています。小さい頃から、いわゆる運動遊びをすることの大切さをひしひしと感じている今日この頃です。

ダイエット

最近、色々なところでダイエットについて聞かれる事が多くなりました。

ダンサーになりたい!と希望を持って練習に励む子供たちにとって、体型の維持は避けてとおれない課題です。

ストレスで食欲が落ちる子は割と痩せやすいのですが、ストレスが食欲に向かう子達にとって「痩せる」ということは非常に大きな壁になります。なにしろ「痩せなければ」というストレスが食欲に直接結びついてしまうのですから。

また、ダンサーの理想体型というのは、一般的には痩せすぎです。なので、周りの人たちからは(バレエの先生以外)太ってないよ、大丈夫だよ、と声をかけられ、理解を得られない事も多いです。

極論を言ってしまえば、小学校中高学年から、体型に注意を払い、思春期の一番丸みを帯びる時期に1、2キロのダイエットで済む体型を維持することが一番ではあります。ただ、その時期に極端に細い体型を維持しようとすると、成長や健康を阻害する可能性も高くなりますから、いかに健康的に食べるかが課題になりますね。

 

問題は太ってしまったらどうするか、です。極端なダイエットは最初は一気に体重が落ちますが、舞台、コンクール等が終われば(痩せる理由が終わる為)あっという間に太ります。身体の状況が落ち着いた時は、ほぼ確実にダイエットを始めた時より太くなっています。なかなか、痩せられない子はこのサイクルを繰り返している事が多いです。その結果、良く言われることですが、痩せにくい身体になり、ダイエットをすればするほど、結果として太っていくという不のスパイラルに陥ります。

本当に痩せたい理由が自分の中に出来るまで、ダイエットは始めるべきではない、と私は思います。それまでは現状維持を課題にし、その間に身体の仕組み、ダイエットの仕方などを勉強するのが良いでしょう。ダイエットを始める前に、ダイエット後の体型を数年にわたって維持する事まで考えてみてください。そして一度始めたら、やりきることです。思うように体重が落ちなくても、舞台の結果が芳しくなくても、兎も角続ける事です。賢く続ける為に、始める前の勉強は本当に大切です。

絶食や一品食べなどは成長期の人は手を出さないほうが無難です。食欲とストレスに打ち勝つのは非常に難しく、リバウンドの罠にかかる可能性が高いです。規則正しく、栄養価があり低カロリーな食事をきちんと食べるダイエットを長期的に続ける事です。食事もトレーニングの一環ととらえられるようになれば、痩せていくことが出来ると思います。

 

そうは言っても、痩せている子には簡単な事でも、太っている子には難しいのがダイエットです。また、体質も食習慣も一人ひとり違いますから、だれもが痩せれる特別な方法はない訳です。地道な努力を我慢とせずに続けられるかがカギになるでしょう。

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